今やストリートを語るうえでなくてはならない王道ブランド「ステューシー」。
名作と言われる有名なロゴも数多く、男女を問わず幅広い年齢層からも人気があります。
なんといってもロゴのかっこよさが「ステューシー」の魅力。
今回は、古着市場でも大人気の「オールドステューシー」のタグで年代を見分けるポイントをご紹介します。
現行にはない古着の1点ものを探すのが、古着を楽しむ醍醐味。ポイントを押さえてお気に入りのアイテムを見つけてくださいね。
stussyの歴史
![](https://selosia.net/wp-content/uploads/80a5a94fad8b64c4f0af5fd919d272fc-44.jpg)
「ステューシー」は、1980年に自らもサーファーであるショーン・ステューシー氏によって設立されたサーフブランド。
南カリフォルニアのラグナビーチを拠点に、本業のサーフボード制作のプロモーションの一部として、仲間のために作ったTシャツとショートパンツがブランドのはじまりだと言われています。
これをきっかけに、サーファーだけでなくスケーターやヒップホップなどのサブカルチャーシーンにも波及していきます。
「ショーンフォント」と言われるショーン氏の手書きのサインが原型となるロゴを中心に、日本でも90年代から人気が上昇。現在ではストリートファッションになくてはならない存在となっています。
どこまでがold stussy?
![](https://selosia.net/wp-content/uploads/49ef72b19c9b2addea8db508ca9b00b7-170.jpg)
「オールドステューシー」から現行の「ステューシー」まで、どの年代のアイテムも人気がありますが、やはり古着好きには「オールドステューシー」の存在感は格上。
「オールドステューシー」と呼ばれるのは、はっきりとした決まりはありませんが、初期のものから2000年代初め頃までのアメリカで生産されていたものを指していることが多いようです。
稀に90年代のアイテムにオーストラリア製のタグが付いているレアアイテムもありますので、見つけたら、即ゲットですよ!
タグで年代を見分ける
ここでは、アメリカで生産されていた80年代初期のシンプルな黒タグ~00年代の銀タグまで年代別にご紹介していきます。
80年代初期~「黒タグ」
初期のタグ1
![](https://selosia.net/wp-content/uploads/20cfce153c6dcbd30dc35695758066ae-102.jpg)
80年代初期のタグは、シンプルな横長の黒タグ。S・M・Lなどのサイズ表記が小さく後付けされており、ショーンフォントで記された素材表記は別の場所についています。
初期のタグ2
![](https://selosia.net/wp-content/uploads/041c8e89b678b46731ac2144bc87c2e7-82.jpg)
同じく80年代初期のシンプルな横長の黒タグですが、素材表記と洗濯表示が重ねて付けられているものもあります。
代表的な黒タグ
![](https://selosia.net/wp-content/uploads/3d286c066077720590e492e614c9bbcc-68.jpg)
80年代の代表的な「黒タグ」と言われるもの。
「ステューシー」のロゴとサイズ表記、メイドインUSAが表面に、裏面には素材表記と洗濯表示が刺繍され、一体化されました。形も横長から正方形に近い形状に変わります。
時期によってはⓇマークが付いているものもあり、付いていない方が年代的には古いものになります。また、ここまでは全てショーンフォントで記載されているのが特徴です。
90年代前期~中期 「白タグ」
![](https://selosia.net/wp-content/uploads/588f5dc5c85286438783f2302a488dbe-68.jpg)
90年代の前期から中期にかけて使われていた通称「白タグ」と言われるものです。白地に黒文字のロゴ。ロゴ自体がややコンパクトに凝縮された感じに変化しています。
サイズ表記と裏面の素材表記に初めて赤文字が取り入れられます。また、ショーンフォント以外の文字が使われるようになったのはここからです。
90年代後期~00年前期 「紺タグ」
90年代後期から2000年代にかけて使用された通称「紺タグ」と言われるものには、様々なデザインが使われています。
紺タグ1
![](https://selosia.net/wp-content/uploads/8ec6a9c9f17f674d2b5aa83ddff080e1-62.jpg)
紺生地に白文字のロゴが入ります。サイズが「SIZE M」から「M」のみ表記されるようになり、赤で囲んだ形になっています。ここから、裏面の素材や洗濯表示にもショーンフォントは見られなくなります。
紺タグ2
![](https://selosia.net/wp-content/uploads/9bdf40befda56aded47d3d00bffed831-56.jpg)
こちらの紺タグは、サイズ表記が「L」から「Large」に変化したもの。
赤で囲まれたデザインからシンプルなデザインに変化しています。また、おもて側に「MADE IN USA」が表記されていとものが、裏面に表記されるようになり、よりシンプルなデザインになりました。
90年代後期~00年前期 「赤青タグ」
![](https://selosia.net/wp-content/uploads/5b398eeaa9d4e5cbd78497cfa5d68afd-52.jpg)
こちらは、90年代後半から2000年代の初期に使用されていた通称「赤青タグ」。
偽物が出回っていることの多い「ステューシー」ブランドの中でも、「赤青タグ」の偽物は少ないといわれています。
00年代 「銀タグ」
![](https://selosia.net/wp-content/uploads/da08479581968d2308da7b3df64abe22-49.jpg)
2000年代前半に使用されていた「銀タグ」。少しずつデザインをリニューアルしてきたタグデザインが、ここではスタイリッシュな雰囲気にガラリと変化しています。
また、「MADE IN USA」と表示されているのは、「銀タグ」の途中まで。この時代の途中からはメキシコや中国で生産されるようになりました。
まとめ
今回は、Tシャツやスウェットに使われているタグを中心に人気の「オールドステューシー」のタグで年代を見分けるポイントをざっくりとまとめてみました。
この年代のアイテムはゆったりとしたシルエットで大きめに作られているので、今っぽいコーデにもぴったりですよ!