おしゃれ上級者がこぞって「モード系ファッション」に身を包んでいるのを見ると、かっこよくて憧れるという人も多いですね。
「モード系ファッション」というとおしゃれな人しか着こなせない難易度の高いファッションだと、敬遠していませんか?そもそも、モード系ってどんなファッション?
今回は、そんなモード系とは?という疑問にお答えしつつ、モード系ファッションに挑戦したいと思っている20代女子におすすめの人気ブランドをご紹介します。
モード系ファッションとは?
モード(MODE)とは、フランス語で「流行」「ファッション」という意味があります。
そのため、モード系ファッションとは、最先端で先鋭的なファッション指し、その年のパリコレなどコレクションに見られる最新のファッションを取り入れるのが主流です。
定番やコンサバと言われる保守的なファッションとは逆の立場のカテゴリーに位置し、トレンドとは言っても芸術的な要素を持ったファッションでなくてはモード系とは言いません。
また、最新のファッションは毎年変わっていくため、今年流行のものが来年には変わってしまうということも日常茶飯事。
そのリスクを冒しても新しいものを着るというのがモード系ファッションの醍醐味でもありますね。
20代女性に人気のモード系ブランド
モード系ファッションをはじめ、○○系ファッションというカテゴリーにはっきりとした境界線はなく、曖昧なところが多いのも事実です。
そこで、自信を持ってこれぞモード系と呼べる20代女子におすすめのブランドをまとめてみましたので、参考にしてください。
「Y‘s」アシンメトリーなデザインと独特のバランス
「ワイズ」は日本が誇る世界的デザイナー山本耀司氏が手掛けた最初のブランド。
1972年からスタートし、男性の服を女性が着るというコンセプトを原点に、自立した働く女性に向けたアイテムを提案しています。
現在は、山本耀司氏の思想と哲学を引き継ぐ若手デザインチームが担当。
アシンメトリーなデザインや体のラインを強調しない独自のバランスとシルエットが魅力です。ミリタリーな要素をプラスしたライン「ワイズピンク」もおすすめですよ。
「COMME des GARCONS」世界的にも最高評価
「ヨージ」「イッセイ」と並んで日本3大デザイナーの一人に挙げられる川久保玲氏によって作られた「コムデギャルソン」。
自分をしっかりと持つ強い女性に向け、遊び心のあるアートのような作品を提案しています。
全身黒の「カラス族」、「ボロルック」など日本のモードファッションを牽引してきた、最も評価の高いブランド。
フランス語で少年のようにという意味を持ち、世界的にも影響力の強いブランドのひとつです。
「MARNI」雰囲気のある総柄が特徴
1994年にスタートした「マルニ」は、毛皮と革製品から始まったイタリアのラグジュアリーブランドです。
H&Mとのコラボレーションによって若い世代に認知され、一躍世界中で注目されるブランドとなりました。
中には無地アイテムもありますが、「マルニ」の特徴はなんといっても雰囲気のある柄もの。派手な総柄も、柔らかい色使いやデザインから、上品で温かみのある印象です。
「MAISON MARGIELA」デザイン力で勝負
「コムデギャルソン」の川久保玲氏に強く影響を受けたといわれる、マルタン・マルジェラ氏が1988年に設立。
グランジファッションなどの前衛的なスタイルでカジュアルに着崩すという新しいスタイルを作りあげました。
その後ジョン・ガリアーノ氏が引き継ぎ「メゾンマルタンマルジェラ」から「メゾンマルジェラ」に改名。
取り入れやすく、かっこいいアイテムを提案しつつ、ブランド名に頼らずデザイン力で勝負するという姿勢は引き継がれいます。
「AKANE UTSUNOMIYA」ニット特有の体に沿うシルエット
最近、大人女子の間で話題の「アカネウツノミヤ」は、蓮井茜氏が2009年に立ち上げたニットを得意とするブランド。
ニットを布帛のように自在に使いこなし、素材を生かしたラグジュアリーなスタイルが魅力。
女性らしい体のラインをさりげなく際立たせる計算されたデザインと、着回しできる汎用性のあるデザインは、モード系に挑戦したい20代女子に特におすすめのブランドです。
「sacai」こだわりのニュースタンダード
「イッセイ」に影響を受け「ギャルソン」で経験を積んだ次世代デザイナーの筆頭、阿部千登勢氏が1999年に立ち上げた「サカイ」。
「日常の上に成り立つデザイン」というコンセプトと独自のこだわりによるニュースタンダードを提案しています。
異素材の組合せをはじめ、スポーティー、クラッシック、ミリタリーなどのテイストもミックスさせたかっこいいスタイルが特徴的。メンズの人気も上昇中です。
「beautiful people」新しいもの、新しい刺激!
ギャルソンのパタンナーという経験を持つ、熊切秀典氏を中心にスタートした「ビューティフルピープル」。
何か新しいもの、新しい刺激をというテーマで、ファッションに対する先入観を良い意味で壊すことを目指しています。
大人と子供、女性と男性の垣根を取り払い、共有できる服を形にしたキッズシリーズやボーイズシリーズが話題に。ライダースやシューズ、トートバッグなど人気アイテムも多岐にわたります。
「mame kurogouchi」日本のノスタルジックを味わえる
デザイナー黒河内真衣子氏が、手掛ける「マメクロゴウチ」は、2010年に「マメ」としてスタートした後、パリコレ参加を機に「マメクロゴウチ」に改名。
新たに海外からも注目される実力派ブランドのひとつです。
立体的な刺繍やハンドメイドなど日本の伝統的な技法を使った女性らしい繊細なデザインが特徴。日本の良さを改めて感じられる作風です。
「TOGA」上品で神秘的
「トーガ」はデザイナー古田泰子氏が1997年に設立。
「トーガ」と「トーガプルラ」という二つのレディースラインを展開しています。
ギリシア神話の聖なる衣という意味をもつ「TOGA」は、上品で神秘的なブランドイメージそのもの。
フリンジやシルバーの装飾を施した、ウエスタン調のデザインに派手なプリントや色使い。派手さと上品さのバランスが魅力。
「UN3D」20代でも手が届く
ショップ店員から読者モデルを経てクリエイティブデザイナーに抜擢された荻原桃子氏が手掛ける、自身二つ目のブランド「アンスリード」。
ファッションアイコンとしても人気が高く、若い女性達から注目されています。
立体的なプリーツを施すなどオリジナリティーのある上質なデザイン。
ラグジュアリーブランドは高くて買えないという20代女性にも買いやすい価格設定で、手が届く東京モードとしておすすめのブランドです。